月刊「石垣」平成20年8月号

• 表紙：「ワジマアルチザンプロジェクト」（輪島商工会議所）
• 特集：小さな企業のグローバル化
• まちの解体新書：広島県府中市
• あの人を訪ねたい：森　政弘（東京工業大学名誉教授　「ロボコン博士」）
• こうしてヒット商品は生まれた！：「充電器表示シール」
• 暖簾を受け継ぐ：常に改革をすすめ、こだわりを持って薩摩揚げづくりに挑戦（徳永屋本店）
• 社訓のススメ：人をつくることで社会に貢献（津山商工会議所会頭・浮田　佐平）
• 情熱ぴーぷる：山形の食文化を次世代に伝えたい（さとみの漬物講座企業組合理事長　新関　さとみ）

石垣　８月号の内容は・・・

特集：小さな企業のグローバル化

海外に農産物を売る、ラーメン屋を出してしまった会社もある。立ち行かないところが多い地方のホテル観光業界でも、独自のグローバル化で海外から多数の集客を得ている会社がある。日本有数の豪雪過疎地から海外生産を展開、最新のＩＴ会社として秀逸なものづくりを手掛ける会社もある。国内生産・市場相手の中小企業でも「やればできるグローバル化」はあるはずだ。そのために留意すべき点に触れながら、いくつかの成功例をまとめてみた。

・青森のリンゴを世界へ　欧州、アジア、中東に年間50トン輸出（片山りんご）
・「一番大事なのは知的財産の保護です」
　（創成国際特許事務所代表・弁理士　佐藤辰彦）
・話題性を常に意識し、情報の発信地に出店
　（せたが屋）
・最先端のＩＴ事業を日本有数の豪雪過疎地で展開
　（リュウド）
・既存技術を磨きグローバル・ニッチを狙う（チバダイス）
・年間３万人の外国人旅行客を迎え入れ生産性の向上に成功
　（阿蘇の司　ビラパークホテル）
　　　　　

まちの解体新書：広島県府中市

”ものづくりのまち”を守り育てる。
　
文人墨客が愛した老舗旅館を復活／商売の心意気あふれる「恋しき」／「ものづくり」の顔〜府中家具、産業観光、チャレンジ研究会／まちの活力を取り戻す〜中心市街地活性化、府中焼き
　　　　　　　　

あの人を訪ねたい

森　政弘氏が登場。

「高専ロボコン」を始めたきっかけ／「高専ロボコン」をやって一番嬉しかったこと／ものづくりは人づくり／学生時代は空襲警報を聞くためにラジオを修理／頭の中をやわらかく自由自在に／

＜プロフィール＞
東京工業大学名誉教授。自在研究所社長。日本における自動制御、ロボット工学の第一人者。ＮＨＫのアイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテストの創始者で「ロボコン博士」と呼ばれている。１９７０年に自在研究所を設立し、「自在学」という創造性と禅思想を融合させた人間学を研究している。
　　　　　　　

こうしてヒット商品は生まれた！

◆『充電器表示シール』（佐々木シール製作所）

携帯電話を持つ人なら必ず使っている充電器。そのアダプタ部分の表面に張ってある表示シールの製造で８０％のシェアを誇る佐々木シール製作所。普段注意して見ることの少ないこのシールには警告メッセージ以外にもある重要な役割がある。


不具合を解消することから新製品が生まれる／熱を下げるシール？！／産学連携で新たなシールを発信する下地作り／
　　　

暖簾を受け継ぐ：徳永屋本店

常に改革を進め、こだわりを持って薩摩揚げづくりに挑戦

＜プロフィール＞
　社　名　　株式会社徳永屋本店
　住　所　　鹿児島県鹿児島市東千石町4-23
　電　話　　０９９−２２５−１７２６
　代表者　　徳永　進　代表取締役社長（４代目）
　創　業　　明治３２（１８９９）年
　　

社訓のススメ

社是
　「事業誠を尽くし、救済を念と為す」

　　津山商工会議所会頭
　　浮田建設株式会社　
　　　　浮田　佐平　代表取締役社長
　　　

情熱ぴーぷる

第６回女性起業家大賞・スタートアップ部門特別賞
　「山形の食文化を次世代に伝えたい」

　　さとみの漬物講座企業組合　
　　　新関　さとみ　理事長

旬の野菜を使った漬物講座で義母や近所のおばあちゃんたちの知恵を広める。