2023年度『新しい東北』復興・創生の星顕彰に10件選定（復興庁）

　復興庁はこのほど、2023年度「『新しい東北』復興・創生の星顕彰」の取り組みを決定し、顕彰式を宮城県仙台市で開催した。同顕彰制度は、地方創生のモデルとなる「新しい東北」を創造するための取り組みを顕彰するもので、2016年度に創設。今回は、応募総数123件の中から「ヒト」「連携協働」「着眼点」「持続性」の四つの視点で優れた取り組み10件を選定した。

　今回、選定されたのは、2019年のラグビーＷ杯開催を機に地元高校生有志で立ち上げた防災活動グループ・夢団（岩手県釜石市）、石巻市と共催で「海外線の美術館」を開館したSEAWALL CLUB（宮城県石巻市）、気仙沼市のNPO法人や農家等と連携し、廃棄されていた規格外のいちごをアップサイクル商品化したロスゼロ（大阪府大阪市、取り組みは宮城県気仙沼市）、現在も風評被害を受けている地元生産者の食材を使ったレストランを運営する孫の手（福島県郡山市）、安全・安心で高品質なアオサのEU向け輸出を開始したマルリフーズ（福島県相馬市）など10団体。復興庁では、今後、選定した活動を広く情報発信するとともに、被災地内外への普及・展開を図る。

　詳細は、https://www.newtohoku.org/kenshou/index.htmlを参照。

 

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