「統合イノベーション戦略2024」の方向性など議論（総合科学技術・イノベーション会議）

　政府はこのほど、第71回総合科学技術・イノベーション会議（議長：岸田文雄首相）を開催した。2026年度からの次期科学技術・イノベーション基本計画に向けて、今夏にも策定する「統合イノベーション戦略2024」に盛り込む今後の政策の方向性などを議論。「先端科学技術の戦略的推進」「研究力・人材育成の強化」「イノベーション・エコシステムの形成」の３つの基軸で政策を進めるにあたり、AIをはじめとする重要技術に関する国際的なルールメイキングの主導・参画や、科学技術・イノベーション政策と経済安全保障政策の連携強化など、グローバルな視点での取り組み強化が必要との考えを改めて示した。

　先端科学技術の戦略的推進に向けては、特に鍵を握る重要技術であるAI、フュージョン（核融合）エネルギー、量子、バイオなどの分野で官民を挙げた統合的な戦略の推進の必要性を強調。競争力のあるイノベーション・エコシステムについては、スタートアップ・エコシステム拠点都市の機能強化やグローバル・スタートアップ・キャンパス構想の実現などを通じて強力に形成を推進する考えが示された。

　詳細は、https://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihui071/haihu-071.htmlを参照。

 

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