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23年の輸出額は前年比2.9%増の1兆4547億円で過去最高(農水省「農林水産物・食品の輸出実績」)

 農林水産省は30日、「2023年の農林水産物・食品の輸出実績」を取りまとめ、公表した。23年の輸出額は、過去最高の1兆4547億円(前年比2.9%増)。品⽬別では、真珠は香港向け、緑茶は欧米向け、ビールは韓国向けが⼤きく増加した一方、水産物および日本酒などは中国向けが大きく減少した。23年12月の輸出額は1265億円(前年比3.3%減)。個別の品目では、ソース混合調味料51.3億円(前年同月比33.3%増)、緑茶33.6億円(同52.1%増)の輸出額増加が目立つ一方、りんご35.6億円(同50.0%減)、牛乳・乳製品22.3億円(同42.0%減)などは輸出減少額が多かった。

 23年の中国・香港向けの水産物の輸出額は、中国で610億円(同29.9%減)、香港では1016億円(同34.7%増)。ホタテ貝については、中国276億円(同43.6%減)となった一方で、香港では192億円(同35.4%増)と増加した。

 23年の輸出額を国・地域別で見ると、中国が2376億円(前年比14.6%減)で最多。次いで、香港2365億円(同13.4%増)、米国2062億円(同6.4%増)、台湾1532億円(同2.9%増)、韓国761億円(同14.1%増)、EU724億円(同6.4%増)、ベトナム697億円(同3.7%減)の順で多くなっている。23年の品目別の輸出額は、「加工食品」5103.4億円(前年比1.0%増)、「水産物(調製品除く)」3007.2億円(同0.1%増)、「畜産品」1321.4億円(同4.2%増)、緑茶など「その他農産物」1301.4億円(同5.3%増)、「水産調整品」893.5億円(同2.8%増)の順で多くなっている。

 詳細は、https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/240130.htmlを参照。

 

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