地域公共交通の「リ・デザイン」に向けた展望など解説（交通政策白書）

　政府は13日、2023年版交通政策白書を閣議決定し、国土交通省が白書を公表した。白書は「交通の動向」「地域公共交通の『リ・デザイン』に向けた展望」「22年度度交通に関して講じた施策」「23年度交通に関して講じようとする施策」の4部構成。「交通の動向」では、交通を取り巻く社会・経済の動向、各分野の交通の輸送量・ネットワーク・交通事業の動向や新型コロナウイルス感染症の影響について整理しているほか、「地域公共交通の『リ・デザイン』に向けた展望」では、交通政策審議会交通体系分科会地域公共交通部会で公表された「中間とりまとめ」を踏まえた国交省における制度面の対応や地域公共交通関係予算について紹介している。

　地域公共交通については、「リ・デザイン」による対症療法だけでない体質改善を進め、高齢化などに伴う地域課題を解決する必要性を指摘。ローカル鉄道の再構築に関する仕組みの創設やバス・タクシーなどのエリア一括協定運行、地域の実情に即した運賃設定を可能とする制度の創設などの取り組みと支援策を示している。

　詳細は、https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000316.htmlを参照。

 

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