業務改善助成金の拡充について(45円コースの新設等・厚生労働省)
厚生労働省は、最低賃金引上げに対する主な支援策である「業務改善助成金」について、8月1日から、以下のとおり拡充する旨のプレスリリースを行った。
「業務改善助成金」は、中小企業や小規模事業者が生産性向上のための設備投資(機械設備、POSシステム等の導入、コンサルティング導入や人材育成・教育訓練)などを行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その費用の一部を助成するものである。
主な拡充内容は以下のとおり。
【全事業主対象】
・45円コースの新設
・同一年度内の複数回申請が可能
【特に業況の厳しい事業主対象(※1)】
・賃金引上げ対象人数について、現行、最大「7人以上」であるところ、最大「10人以上」が増設され、助成上限額が450
万円から600万円に拡大。(※2)
・賃金引上げ額を30円以上とする場合、生産性向上に資する自動車やパソコン等を補助対象に追加。
(※1)売上高や生産量などの事業活動を示す指標の直近3カ月間の月平均値が前年または前々年同月に比べて、30%以上減少
している事業者
(※2)事業場内最低賃金900円未満の事業場であれば、(※1)の要件に該当しない場合でも対象
詳細は、下記ホームページ(厚生労働省プレスリリース)を参照。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20029.html