補助金申請システム「Jグランツ」をリリース(経済産業省)
経済産業省はこのほど、補助金申請システム「Jグランツ」をリリースした。従来の多くの補助金申請は、紙での手続きが主流となっており、大量の紙での申請や郵送などの手続きが煩雑であることから、補助金を利用したい事業者が気軽に申請出来る環境でないと指摘されてきた。このため、経済産業省では、世界的にも、補助金申請を含め行政のデジタル化が進展していることも踏まえ、公募から事業完了後の手続きまでをオンラインで完結可能な汎用的な補助金申請システムを開発した。
Jグランツには、国や自治体の補助事業が掲載され、ワンストップで、補助金情報を収集することができる。また、いつでも・どこでも申請が可能となっており、移動時間や交通費、郵送費などのコスト削減の効果が期待されている。
Jグランツを利用する際には、事業者が1つのアカウントで複数の行政サービスにアクセスできる認証システムである「GビズID」を取得する必要がある。共通のアカウントを利用することにより、社名や住所などの法人(中小事業者なども含む)の基本情報については、何度も同じ入力をすることがなくなり(ワンスオンリー)、入力負担が軽減される。
経済産業省の補助金では、2019年度補正、2020年度当初予算で27補助金が対象となる。経済産業省の補助金だけではなく、各省や自治体の補助金にも、随時拡大をしていく。
詳細は、https://www.meti.go.jp/press/2019/12/20191224003/20191224003.htmlを参照。