「地域経済報告-さくらレポート-」を公表(日本銀行)
日本銀行はこのほど、2019年7月版「地域経済報告-さくらレポート-」を公表した。同報告書は、日本銀行の支店長会議に向けて収集された情報を基に、支店などの地域経済担当部署からの報告を集約したもの。
各地域の景気の総括判断を見ると、全ての地域で「拡大」または「回復」としている。この背景としては、輸出・生産面に海外経済の減速の影響がみられるものの、企業・家計両部門において、所得から支出への前向きな循環が働くもとで、国内需要の増加基調が続いていることがある。前回(2019年4月時点)と比較すると、全ての地域で総括判断に変更はないとしている。ただし、米中貿易摩擦などを受けて、海外経済の先行き不透明感の高まりやその影響を指摘する声が幾分増えている。
詳細は、http://www.boj.or.jp/research/brp/rer/rer190708.htm/を参照。