「平戸百菓繚乱」第1弾の発売開始（平戸商工会議所）

　平戸商工会議所（長崎県、早田悠次会頭・早田建設）は市内の菓子店や松浦史料博物館、平戸市などと連携して「平戸百菓繚乱」プロジェクトに取り組んでおり、このほど、ブランド第1弾となる5品「月光（つきあかり）」「果の花（かのか）」「陽の恵（ひのめぐみ）」「鈴虫の夢」「四季」の発売を開始した。4月29日からは都内百貨店での取り扱いも決定している。平戸百菓繚乱は、平戸藩主松浦侯に献上した平戸菓子のレシピ「百菓之図」を復刻、現代風にアレンジしたもの。ロゴは松浦家の家紋をモチーフにしている。同所では、「松浦侯の菓子のレシピには100種掲載されていた。毎年数種ずつ追加し、将来的には全種類の商品化を目指したい」と意気込む。和をベースに洋の要素を取り入れて、現代という時間軸を加えた菓子を味覚で楽しむとともに、歴史的背景や文化交流に関心を持ってもらい、平戸への往訪につなげたい考え。鎖国時代の日本では、海外の交易が認められていた長崎・出島よりも先に、本土最西端の平戸島がその役割を担っていたという。平戸は日本で最初に砂糖や洋菓子が伝来したスイーツアイランドといえる。
 
　　　

 

 

　　　

　　　

　　　

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