温泉水を活用したウナギの特産品化プロジェクト開始（黒部商工会議所）

　黒部商工会議所（富山県、川端康夫会頭・川端鐵工）はこのほど、黒部産ウナギの新たな特産品化を目指し、地元企業とともに「黒部Ｕプロジェクト実行委員会」を設立した。プロジェクト名のＵは「ウナギ」と、地元の「宇奈月温泉」の頭文字から名付けた。

　６月４日には、事業の第一段階として、地元の複数の河川や池で二ホンウナギの稚魚約２０００匹の放流イベントを開催。放流場所は、県水産研究所や黒部川内水面漁協の協力を得て選定した。今後、毎年２０００匹を放流し、宇奈月温泉の温泉水を使用したウナギの水置き（餌を与えずに飼育する）で温度を20度に下げた生存実験なども行っていく。将来的には、ウナギの土産品開発やウナギ料理店への提供などへと発展させていきたい考えだ。

 

 

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