動物園にアメリカバイソン２頭寄贈（帯広商工会議所）

　帯広商工会議所（北海道、川田章博会頭・川田工業）は４月29日、同所の創立１００周年を記念して、地元のおびひろ動物園に２０２１年の干支でもあるウシ科のアメリカバイソンを２頭寄贈した。

　同日に園内で行われたセレモニーでは、同所の川田会頭が「アメリカバイソンは乱獲で絶滅寸前となった歴史がある。北アメリカの大地を想像してもらうとともに、野生動物を大切にする子どもが成長してほしい」とあいさつ。セレモニーには、地元客を中心に大勢の親子連れが訪れた。

　同園は、寄贈された１歳の雄と２歳の雌の２頭の愛称を募集。１５９０件の応募の中から雄が「グラン」、雌が「サクラコ」に決定した。「グラン」は、フランス語でドングリの意味。「絶滅しそうになったアメリカバイソンの子孫繁栄につながるように」と願って名付けたという。「サクラコ」は「桜がとてもきれいな日にお目見えしたから」「日本らしさを表現した」としている。６月27日に開催予定のアメリカバイソン記念講演会で名付け親になった人を表彰する。

 

 

 

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