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大卒採用に関する企業側・学生側のアンケート調査結果を公表(福井商工会議所)

 福井商工会議所(福井県、川田達男会頭・セーレン)は10月から11月にかけて、「大卒採用に関するアンケート調査」(以下「採用調査」)、および「大学3年生の就職活動に対する意識調査」(以下「就活調査」)を実施し、このほど結果を公表した。

 採用調査は10月26~31日、会員企業など1000社を対象に実施、221社から回答を得た。回答企業は製造業、建設業、小売・卸売業が約6割を占め、従業員規模は300人未満の企業が8割超だった。

 調査結果によると、「今年度の採用状況」では新卒者を採用できた企業は30.3%。まだ確保できていない企業が54.7%だった。業種別に見ると、製造業の44.3%、金融・保険業の45.5%が「確保できた」とする一方、小売業、情報関連業、建設業は約6割の企業が「確保できていない」としている。「新卒者を確保できない理由」としては、「自社事業や魅力をうまく発信できていない」「知名度不足」などが上位に挙がっている。

 「就活ルールを守っての採用活動」については、「ルールを守った」企業は58.7%だった。また、「就活ルールの廃止」については「良い影響がある」との回答は2.2%、「悪い影響がある」との回答が33.0%となった。「就活ルールの廃止に伴う対策」としては、企業規模に関係なく「学校との関係強化」が挙げられ、企業規模が大きくなるほど「学生への早期アプローチ」「合同企業説明会への参加」を重視する傾向が見られた。

 

 就活調査は11月4日、福井県インターンシップ事業に参加した大学3年生を対象に実施、251人から回答を得た。

 調査結果によると、「希望する就職地」は県内が45.4%、県外が9.5%。志望職種は男女共に、「製造業」(33.1%)「公務員」(26.5%)が上位に挙がった。「企業を選ぶ際に重視すること」では、「職場の雰囲気が良い」(66.5%)が最も多く、「勤務時間・休日条件が理想的」(58.2%)、「福利厚生が充実」(49.8%)と続いた。「情報収集方法」では「就職情報会社」「合同企業説明会」が多かった。「就活ルールの必要性」については、「あった方がよい」が7割となった。その理由としては、「学業に支障が出る」「就職活動が長引く」などが挙がっている。

 「大卒採用に関するアンケート調査」詳細は、http://www.fcci.or.jp/chousa/2018/daisotsusaiyou.pdfを参照。

 「大学3年生の就職活動に対する意識調査」詳細は、http://www.fcci.or.jp/chousa/2018/intern.pdfを参照。

 

   福井商工会議所http://www.fcci.or.jp/

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