「民間主導のまちづくりタスクフォース報告書」を公表
日本商工会議所(三村明夫会頭)はこのほど、「まちづくり・農林水産資源活用専門委員会」及び「社会資本整備専門委員会」の下に設置した「民間主導のまちづくりタスクフォース」(座長:足立基浩・和歌山大学副学長)の報告書「民間主導のまちづくりタスクフォース報告書 ~民間の創意工夫に基づく持続可能なまちづくりに向けて~」を取りまとめ、公表した。
本報告書では、人口減少とまちのにぎわい消失の現状分析とともに、失敗する「まち」、成功する「まち」のイメージを提示しているほか、まちづくり実践者の意見を踏まえながら、民間がまちをベースに稼げるような仕組みを育てるためのさまざまなヒントを提供している。
また、全国各地の「本気の」まちづくり・まちそだて事例として、北海道富良野市のフラノ・マルシェ、長野県佐久市の岩村田商店街など7地域の取り組みとともに、行政や補助金に頼らない民間主導のまちづくりの新しい方策として注目される日本版BIDなどの情報についても紹介している。
<「民間主導のまちづくりタスクフォース報告書」概要>
第1章 いまが分岐点 (人口・世帯数の長期推移、地域の投資価値(魅力)の減退について解説) 第2章 20年後の「まち」の姿 (失敗する「まち」、求められる新しい視点、成功する「まち」のイメージを提示) 第3章 民間主導のまちづくり・まちそだて 1.「民間が主導し、行政が支援」の必要性 2.新しい潮流 (日本版BID、公共施設利活用、CSV・社会的企業について紹介) 3.実践者の想いと行動(事例紹介) ・フラノ・マルシェ(北海道・富良野市) ・岩村田商店街(長野県・佐久市) ・江津駅前ホテル事業(島根県・江津市) ・得する街のゼミナール(まちゼミ)(愛知県・岡崎市) ・アントレ・キッズ(福井県・福井市) ・ガチ婚(群馬県・太田市) ・アキテンポ不動産(東京都・青梅市) 第4章 まちづくりに対する施策等 (まちづくり関連法制の変遷、これまでの当所の意見等、政府対応の現状等について紹介) |
報告書全文は下記リンク先を参照
日本商工会議所 https://archive.jcci.or.jp/
地域振興情報 https://archive.jcci.or.jp/region/